フロントガラスの曇りには「内側に発生するケース」と「外側に発生するケース」の2パターンが存在し、それぞれ原因も対処手順も真逆です。ここを見誤ると、かえって視界不良を悪化させる危険な罠に陥ります。
内側が曇っている場合は、前述した通り「デフロスター+A/C+外気導入」で内側から乾燥風を吹き付けるのが正解です。このとき、内側の曇りに対してワイパーをいくら高速で動かしても一切効果はありません。
一方、真夏の猛暑日や湿度の高い初秋に起こりやすいのが「フロントガラスの外側が曇る現象」です。車内で冷房を強烈に効かせ、エアコンの冷風をフロントガラスに向けて当て続けていると、冷やされたガラスの外側に外気の湿気が触れて結露します。
外側の曇りに対しては、以下のステップで瞬時に対処できます。
- ワイパーを作動させる:外側に付着した結露は、ワイパーを1〜2往復動かすだけで一瞬にして掻き消すことができます。
- エアコンの吹き出し口設定を変更する:風向きをフロントガラス(デフロスター方向)から「足元」や「上半身(ベント)」へ切り替えます。
- 設定温度を2〜3度上げる:ガラスが過剰に冷やされるのを防ぐことで、外側の再結露を根本から断ち切ります。