ピーク時には数時間待ちが当たり前となる人気店。だが、地元住民や手練れのファンは無謀な行列に並ばない。彼らが実践する混雑回避の鉄則は、徹底した「時間帯のずらし」と「空間の使い分け」にある。
最大の狙い目は、昼営業のピークが過ぎ去り、夜の仕込みへと移る前の15時30分から16時30分の間隙だ。多くの観光客がカフェや移動に時間を割くこの空白の時間帯こそ、名店のカウンターへ滑り込む絶好のチャンスとなる。また、朝一番の回転を狙うなら、開店時刻の40分前には現地に到着しておくのがセオリーだ。
さらに、裏技として知られるのが「テイクアウト&即時イート」の機動ルートだ。イートインが2時間待ちの状況であっても、持ち帰り窓口であれば十数分で受け取れるケースが少なくない。焼き立ての折箱を手に、徒歩数分の距離にある公園や開放スペースへと移動し、熱いうちに頬張る。これこそが、並び疲れることなく最高鮮度の味を堪能する地元流の知恵である。