出オチのネタゲーとしてスタートする『うまプリ』ですが、物語が後半に進むにつれて驚くほどドラマチックで切ない王道ストーリーへと変貌を遂げていきます。
主人公はユウマのオーナー兼調教師のような立ち位置となり、過酷なトレーニングやライバル馬との確執、牧場の存続危機といった数々の試練を共に乗り越えていきます。共に過ごす時間の中で、主人公とユウマの間には種族を超えた本物の絆と愛情が芽生えていきます。
クライマックスとなる最終章では、日本最高峰のレースである大一番のダービーに挑戦。命を削るような激走の末、ユウマは見事に栄冠を勝ち取ります。レース後、夕暮れのターフで語り合う二人。主人公の目には、ユウマが馬ではなく「完全な人間の青年」として映り、奇跡のハッピーエンドを迎えるのかと思いきや——ラストシーンでは再び馬の体にイケメンの頭がついた本来のシュールな姿で、主人公への永遠の愛を誓います。
「自分に見えている姿が何であれ、私はこの愛を受け入れる」という主人公の覚悟とともに幕を閉じる結末は、ネタゲーの皮を被った純愛ドラマとして、多くのプレイヤーに笑いと奇妙な感動の余韻を残しました。