卵の導入で最も避けたいのは、焦りによる増量トラブルです。ステップを小さく刻み、赤ちゃんの消化機能と免疫の反応を確かめながら進めるロードマップが安心への最短ルートとなります。
最初のステップは、離乳食開始から1か月ほど経過した「生後5〜6か月頃の離乳食初期」に訪れます。まずは完全に火を通した「固ゆで卵の卵黄」を耳かき1杯程度の微量から始めます。アレルギー原因物質の多くは卵白に含まれるため、卵黄のみを慎重に取り出して与えます。2〜3日おきに試しながら、小さじ4分の1、小さじ半分、小さじ1へと徐々に量を増やし、最終的に離乳食中期(生後7〜8か月頃)にかけて卵黄1個分を食べられる状態を目指します。
卵黄1個を何事もなくクリアできて初めて、第2ステップである「卵白」の導入へ移ります。ここでも最初は「固ゆで卵の白身」を耳かき1杯からスタート。卵白は卵黄よりも抗原性が高いため、耳かき1杯から小さじ1さじへと、卵黄以上にゆっくりとしたペースで数週間かけて増量していきます。
白身を小さじ1〜2さじ程度問題なく食べられるようになったら、第3ステップとして全卵の調理に進みます。全卵を使った錦糸卵や炒り卵、しっかり火を通した茶碗蒸しなどを経て、離乳食後期(生後9〜11か月頃)には全卵2分の1個程度、完了期(生後12〜18か月頃)には全卵2分の1〜3分の2個程度を1食の目安として安全に活用できるようになります。