古い格子戸をくぐると、そこには外の喧騒を忘れさせる静寂が広がっている。福知山市内に点在する城下町時代の町家や農家住宅が、次々と洗練されたイノベーティブ・カフェへと生まれ変わった。太い梁や立派な柱など建築当時の息吹を残しつつ、現代的なモダンインテリアを融合させた空間は、空間そのものが贅沢なごちそうだ。
ここで提供される昼食は、見た目の美しさだけではない。地元の若手シェフたちが手がけるワンプレートランチは、西洋料理の技法を取り入れながらも、出汁の旨味を効かせた繊細な味わい。庭園の緑を眺めながら静かに味わう時間は、都市部のレストランでは決して味わえない深い満足感を与えてくれる。