作中で切っても切れない名コンビとして描かれるウッディとバズ・ライトイヤーだが、彼らの初期ビジュアル案は現在の姿から想像もつかないほど意表をつくものだった。手描きの初期キャラクターデザインにおいて、ウッディは現在のような温かみのあるカウボーイ人形ではなく、不気味で皮肉屋な腹話術人形としてスケッチされていた時期がある。
一方、宇宙のヒーローであるバズ・ライトイヤーも、当初は「ルナ・ラリー」という名称で、サイズも大幅に小さく、赤を基調とした宇宙服のデザインが検討されていた。脚本の修正とともに幾度となく描き直されたスケッチの変遷は、キャラクターが「生きた存在」へと昇華していく過程そのものだ。ボツとなった未公開のキャラクター案や没デザインのスケッチには、完成版へと結実しなかったものの、後のピクサー作品に引き継がれた魅力的なアイデアが凝縮されている。