フルフル 博多は、博多の街に漂う香ばしいパンの香りの中心地であり、今や国内のパン好きだけでなく世界中から訪れる旅行者が真っ先に足を運ぶ人気スポットだ。福岡市東区の松崎本店で誕生した名物「明太フランス」の伝説は、交通の要衝である博多駅近くのこの店舗でも完全に定着した。朝のオープン直後から焼き上がりを待つ人々が集まり、香ばしいバターとピリ辛な明太子の香りが通りにまで漂い出している。
連日早朝から絶え間なく人が押し寄せる理由、それは圧倒的な焼き立てへのこだわりにある。焼成窯から出されたばかりのバゲットがズラリと並び、芳醇な香りが店内いっぱいに充満する。一度食べたら忘れられないフルフル 博多の明太フランスは、買ったその場で豪快にかぶりつきたくなる不思議な中毒性を秘めている。
焼き上がり15分置きの熱気!博多駅前で放たれる香ばしい「明太フランス」の魔力
「カシャン、カシャン」とバゲットを切る刃物の快音と、「焼き上がりました!」という威勢の良い声。店内に一歩足を踏み入れると、そこは熱気あふれるライブ会場のような活気に包まれている。15分おき、あるいはそれ以上の頻度で次々と焼き上がる明太フランスは、棚に置かれたそばから飛ぶようにトレーへと消えていく。
一般的なパン屋であれば、1日に数回焼き上げるのが普通だろう。しかし、ここでは「常に焼きたてを味わってほしい」という情熱から、終日フル回転で窯を動かし続けている。焼きたてのバゲットを手にした瞬間のあの温もりと、手触りだけでわかる皮のパリパリ感。これこそが、訪れる者を虜にして離さない最大の理由なのだ。
「外はパリッ、中はジュワッ」を極めた妥協なき国産小麦とオリジナルバター
一見するとシンプルな明太フランスだが、一口かじればその計算し尽くされた味わいに驚かされる。クラスト(外皮)はガリッと香ばしく、クラム(内側)は国産小麦ならではのモチッとした豊かな水分量を保っている。そこに噛みつく瞬間、溢れ出すのが特製の明太バターだ。
使用されているのは、厳選されたピリ辛の明太子と無塩バター、そして独自のスパイスブレンド。明太子のつぶつぶ感が生きており、バターのまろやかなコクが辛味を優しく包み込む。生地の奥深くまで切れ目が入れられ、どこを食べても溢れるほどの明太バターがジュワッと染み出してくる贅沢さは、他店の追随を許さない。