地方ローカルの枠を越え、全国のテレビ関係者が驚嘆する怪物番組がある。東海テレビ放送で放送されている『ぐっさん家〜THE GOODSUN HOUSE〜』だ。2003年の放送開始から20年以上の歳月が流れた今なお、名古屋を中心とした東海エリアで圧倒的な視聴率と熱烈な支持を誇っている。
なぜ、これほどまでに愛されるのか。理由は極めて明快だ。そこにあるのは台本通りの予定調和ではなく、山口の飾らない人間性と街の人々との生々しいふれあいである。愛車を自ら運転し、ふらりと立ち寄った店で店主と肩を並べて笑い、心から美味そうに飯を食う。作為的な演出を排したその空気感は、視聴者にとって週末の心地よい日常の一部となった。彼が画面越しに見せる笑顔には嘘がない。その信頼関係の積み重ねこそが、長寿番組を支える最大の推進力だ。