ニッチを作ったものの「トイレットペーパーが入らない」「扉が干渉する」という痛恨の失敗例は後を絶たない。成功の鍵は、徹底したミリ単位の寸法計画にある。
標準的なトイレットペーパーの直径は約114mm。したがって、内寸奥行きは最低でも120mmから130mmを確保するのが理想とされる。一般的な柱の太さ(105mm)と石膏ボードの厚みを計算に入れ、掘り込める限界を事前に把握しておかねばならない。
高さの設定も極めて重要だ。座った姿勢から無理なく手が届く床上700mm〜900mmのゾーンに日常使う小物を配置する。上部には予備のストック、下部には清掃用具を隠す2段〜3段構造が最も使い勝手が良い。天板の厚みや可動棚のピッチまで細かくシミュレーションすることが、後悔をゼロにする最善策だ。