「最初はアメリカの動画を見て知りました。でも、山でカラー煙幕を炊くような大掛かりなことはできないし、求めているのはそこじゃない」
そう語るのは、今年5月に第一子を出産予定の都内在住の女性(29)だ。彼女が選んだのは、近所の洋菓子店で特注した小さなイチゴのショートケーキ。カットすると中にブルーベリーが入っているか、イチゴが入っているかで性別がわかる仕組みだ。
欧米では山火事の原因にすらなった過激なジェンダーリビール演出だが、日本では当初から「食」との親和性が高かった。カットするまで中身が見えない日本の伝統的な包み焼きや饅頭の文化にも通じる「奥ゆかしいサプライズ」として受容されたことが、独自の定着を支えた要因と言えるだろう。