横持ちの完全な撲滅は難しくとも、綿密な計画と最新ツールの導入によって大幅な横持ち作業のコスト削減を実現する企業が増えています。有効な対策として以下の3点が挙げられます。
第1に、WMS(倉庫管理システム)のデータ統合による拠点間移動の根絶です。需要予測の精度を高め、出荷頻度の高い荷物を最前線の出荷拠点へ初めから適正配置することで、外部倉庫との不要な往復をなくします。
第2に、建設・納品現場における「ダイレクト納品(直送化)」の徹底です。荷受側の受け入れ可能サイズに合わせた車両配車をサプライヤー側と事前合意し、中継ヤードを挟まずに現場直付けで搬入できる体制を整えます。
第3に、構内搬送の自動化(AGV・AMRの導入)です。敷地内の水平移動が避けられない大型施設では、自律走行搬送ロボットを活用して人の手による移動作業を代替し、人件費と積み替えミスのリスクを最小限に抑える取り組みが進んでいます。