二人の関係を語る上で欠かせないのが、サーフィンという共通のライフスタイルだ。1990年代後半、多忙を極めていた木村拓哉は、波と向き合う時間を何よりも大切にしていた。一方で、工藤静香もまた筋金入りのサーファーとして知られ、海をこよなく愛する自然体な暮らしを好んでいた。
決定的な接点となったのは、芸能界の共通の知人を介した海での集まりだったとされる。煌びやかなスタジオやスポットライトの下ではなく、潮風と波音だけが響くプライベートな空間で、二人は飾らない素の自分を見せ合うことができた。芸能界という特殊な環境で生きる者同士だからこそ共有できる孤独や葛藤を、波待ちの時間の中で自然と分かち合っていったという。