関東・関西エリアにも数々の「最恐」スポットが存在しますが、現地取材と公的記録を照合すると、流布している噂と現場の実情には大きな乖離が見受けられます。
関東:八王子城跡と旧吹上トンネルの現実
関東最恐心霊スポットと称される八王子城跡(東京都八王子市)は、天正18年の凄惨な落城劇の地として知られます。しかし、歴史研究機関の資料によれば、現在の史跡エリアは適切に供養・整備された観光地であり、「霊障で車が動かなくなる」「呪いで体調を崩す」といった噂は、暗夜の山歩きによる疲労やパニック発作に起因するものが大半です。一方、旧吹上トンネル(青梅市)などは老朽化による天井板・側壁の崩落リスクが高く、物理的な倒壊危険が現実の脅威となっています。
関西:旧生駒トンネルと一龍旅館の今
関西心霊スポットの噂の真相を追うと、大阪と奈良を繋ぐ旧生駒トンネルは1913年の掘削工事中に起きた落盤事故、1947年の列車火災事故などの史実が下敷きになっています。現在は鉄道会社が変電施設や資材置き場として適正に管理しており、オカルト的な怪異の証拠は一切確認されていません。また、廃墟マニアや配信者の間で話題となった貝塚市の廃旅館(一龍旅館跡など)は、相次ぐ不法侵入とボヤ騒ぎを受け、2026年代半ばまでに解体・更地化または厳重な立ち入り規制が実施されています。