新表飛鳴の中国語における発音は「シンビョウフェイミン(Xīn biǎo fēi míng)」となります。この独特の名称は、英語名である「Biofermin(ビオフェルミン)」の音訳に、飛び立つように健やかになるという縁起の良い漢字(表・飛・鳴)を当てはめたものです。台湾や香港、中国本土などの中国語圏市場へ進出する際、ブランドの浸透を狙って命名された経緯があります。
販売を行っているのは大正製薬の現地法人である台湾大正製薬ですが、製品の製造自体は日本国内と同じくビオフェルミン製薬の神戸工場で一貫して行われています。つまり、海を渡って台湾の店頭に並んでいる新表飛鳴は、正真正銘の「Made in Japan」の輸出品です。
台湾において新表飛鳴がこれほど強固なブランド力を確立した背景には、1960〜1970年代から続く日系医薬品への高い信頼性があります。台湾では昔から日本の家庭常備薬が重宝されており、世代を超えて「お腹の調子が崩れたら新表飛鳴」という生活習慣が定着しています。訪日台湾人観光客が日本のドラッグストアで新ビオフェルミンSを指名買いする光景が定着しているのも、母国で培われた絶対的なブランド認知が根底にあるからです。