ヘアトニックの恩恵を100%引き出し、頭皮トラブルを招かないためには、塗布するコンディションとアフターケアの手順が成否を分けます。
まず意識すべきはヘアトニックを使うタイミングです。1日の中で最も効果的なタイミングは、「夜の洗髪直後、タオルで水気をしっかり拭き取った後」です。
シャンプーによって毛穴に詰まった皮脂汚れや外気中のホコリが完全に洗い流され、入浴の温熱効果で頭皮の血管が広がり、毛穴が柔軟になっている瞬間こそが最大のチャンスです。髪がびしょ濡れの状態で塗布すると水分で成分が薄まり、地肌から流れ落ちてしまいます。必ずタオルドライを徹底し、水滴が垂れてこない状態(半乾き・水分70%オフの状態)の地肌に直接塗布することが鉄則です。
塗布後の浸透を促し、毛根への血流をブーストさせる頭皮マッサージの正しいやり方は以下の3ステップで行います。
- 頭皮の数カ所に分けてダイレクト塗布:髪をかき分け、前頭部から頭頂部、側頭部、後頭部にかけて、ボトルのノズルを地肌に近づけて数滴ずつ塗布します。液だれを防ぐため、塗布した箇所から指の腹で即座に軽く馴染ませます。
- 側頭部から頭頂部へ押し上げる(指の腹を使用):両手の5本の指の腹(爪は絶対に立てない)を耳の上あたりに密着させ、頭皮を骨から剥がすようなイメージで、円を描きながら頭頂部へ向けてゆっくりと押し上げます。
- 後頭部と百会(ひゃくえ)のツボ刺激:首の付け根にある天柱(てんちゅう)から後頭部を指圧し、最後に頭頂部の中央にある万能のツボ「百会」を中指の腹で心地よい強さで3秒間プレスして脱力します。
マッサージが終わった後は、放置して自然乾燥させるのではなく、速やかにドライヤーの温風で頭髪と頭皮を乾かしてください。濡れたまま放置すると頭皮温度が急激に低下し、湿気を好む雑菌が爆発的に繁殖するため、せっかくの殺菌効果が相殺されてしまいます。