近年の耐久消費財市場では、これまでにない構造変化が起きています。省エネ性能の向上や製品の長寿命化に加え、物価高の影響から製品の買い替えサイクルが長期化する傾向が顕著です。
また、所有にこだわらない消費スタイルの定着も目立ちます。自動車のサブスクリプション(カーリース)や、家具・家電の定額レンタルサービスが一般化したことで、「新品を一括購入して長く使う」選択肢だけでなく、「月額料金で必要な期間だけ利用する」柔軟な付き合い方が広がっています。耐久消費財は「購入するもの」から「利用するもの」へと、その輪郭を広げつつあります。