Q1:硬い桃を早く柔らかくするために電子レンジで加熱してもいいですか?
A1:生食目的での電子レンジ加熱はおすすめできません。熱によって細胞が不可逆的に破壊され、加熱特有の煮え臭が発生して桃の繊細な生香が完全に飛んでしまいます。硬い桃を柔らかくする方法としては、リンゴと一緒にポリ袋に入れて20℃前後の常温に置くのが最も確実かつ風味を損なわない手法です。どうしても加熱したい場合は、コンポートやジャムなどの加熱調理用として割り切って活用してください。
Q2:桃の皮の表面に生えている白い産毛は、保存する前に洗って落とすべきですか?
A2:保存する直前には絶対に洗ってはいけません。あの産毛(トライコーム)と果皮の油膜は、外部の雑菌や急激な乾燥、水分過多から果実自身を守る天然の保護バリアです。水洗いしてしまうと毛穴から水分が侵入して急速に傷み始め、カビの発生原因になります。水洗いと産毛落としは、食べる直前のカットする直前、あるいは丸ごと冷凍する直前に行うのが鉄則です。
Q3:切った後に茶色く変色してしまった桃は、食べても体に害はありませんか?
A3:腐敗臭や酸っぱい異臭、表面のぬめりがなければ、食べても健康上の害はありません。変色の原因は、果肉に含まれるポリフェノールが空気に触れて酸化したことによる自然現象です。ただし、風味や食感は著しく低下しているため、そのまま食べるのが気になる場合は、ヨーグルトに混ぜたり、少量の砂糖とレモン汁を加えて即席のピューレに加工して楽しむのが賢いリカバリー法です。