ネット上のQ&Aサイトや旅行ブログには、古い仕様や根拠のない噂が今なお散見されます。トラブルを防ぐために、よくある誤解の真実を正しく把握しておきましょう。
誤解①:「事前にWebで座席指定チケットを買っておけば安心」
これは完全な誤りです。三宮線をはじめとする伊丹発着の短距離リムジンバスには、高速ツアーバスのような事前座席指定予約システムは存在しません。オンラインで購入できる企画乗車券やQR乗車券であっても、確保されているのは「運賃支払いの権利」のみであり、「座席の確保」ではありません。乗車停留所に並んだ順番に係員が誘導するため、どれだけ早くWeb決済を済ませていても、列の後方にいれば目の前で満席になる現実に変わりはありません。
誤解②:「高速道路を走るからどんな時間帯でも電車より速い」
平日朝の三宮行き、および夕方17時〜20時の時間帯は、通勤・物流車両が集中するため、高速道路が定速走行できる確率は著しく低下します。道路が空いている早朝や昼間であれば35分前後で快走することもありますが、ピーク時間帯は「電車よりも20〜30分遅い」ことが日常茶飯事です。「高速道路=最速」という思い込みは捨てる必要があります。
誤解③:「満席になっても補助席で無理やり全員乗せてくれる」
安全基準が厳格化された昨今、正座席が埋まった後に補助席を案内するかどうかは運行会社や車両タイプ、当日の運行管理規定によって運用が分かれます。また、立ち席での高速道路走行は道路交通法で固く禁じられているため、規定定員に達した瞬間に乗車は打ち切られます。「少し詰めて乗せてもらう」といった融通は一切利きません。