Q1:「扇の骨」に張る「皮」とは、動物の皮のことですか?
A1:いいえ、動物の革ではなく「扇に張る紙」のことを指します。扇骨の上に張る加工紙や鳥の子紙などを、扇の骨組みに対して「皮」と表現していました。隆家は「これほど立派な骨に見合う、極上の珍しい紙が見つからない」と贅沢な悩みを述べていたのです。
Q2:「隆家ならぬは、咲き散らしたるべし」の「咲く」の意味は?
A2:古文における「咲く」には「笑う」という意味があります。花がほころびる様子と、人が口をほころばせて笑う様子を重ね合わせた表現です。「咲き散らす」は、花が咲き乱れて散るように「我を忘れて大笑いする」「吹き出してしまう」という意味になります。
Q3:定期テストで最も減点されやすい記述ポイントはどこですか?
A3:「さては、扇のにはあらで、くらげのななり」の現代語訳問題です。「ななり」を単なる伝聞(〜だそうだ)と訳すと減点されます。ここは「断定(なり)」の連体形「なる」が撥音便化して省略されたものに「推定(なり)」がついた形であるため、「クラゲの骨であるようだ」「クラゲの骨のようだ」と【断定+推定】を正確に反映して訳出することが得点の鍵となります。