太古の日本神話と、ネット発の最先端デジタルカルチャー。本来なら遠く離れているはずの二つの世界が、奇跡的な噛み合いを見せた。岩戸に隠れてしまった天照大御神を、外で賑やかに歌い踊る八百万の神々が連れ出すという有名な物語。これをキャッチーかつ疾走感あふれる和風ロックへと転換した手腕は、まさに圧巻の一言に尽きる。
楽曲を手掛けたれるりり氏は、日本の伝統的な音階や情緒を巧みに取り入れつつ、誰もが思わず体を揺らしたくなるモダンなリズムを構築した。2010年代のボカロシーンを揺るがした激震は、2026年の今日においてもなお、フレッシュな熱量を保ち続けている。