噂という名の幻影をよそに、両氏は2026年現在もそれぞれの舞台で唯一無二の軌跡を描き続けています。
川上未映子氏は『ヘヴン』『夏物語』『すべて真夜中の恋人たち』などの長編小説が英語圏をはじめ世界40カ国以上で翻訳され、ブッカー国際賞や全米批評家協会賞の最終候補に選出されるなど、日本を代表する世界的文学者としての地位を確立しました。阿部和重氏との家庭生活を守りながら、国際的な文芸フェスティバルや社会問題への発信でも大きな存在感を示しています。
宮本浩次氏もまた、エレファントカシマシのバンド活動と並行して展開してきたソロ活動において、カバーアルバムの社会現象的ヒットやアリーナ規模の単独公演を次々と成功させています。年齢を重ねるごとに凄みを増す圧倒的なボーカルパフォーマンスは、ロックシーンにおいて神格化された領域に達しています。二人が現在も互いの現場に敬意を払い、自らの芸術を更新し続けていることこそ、ファンにとって最大の歓びと言えます。