現代の都市部で拡大するもう一つの感染ルートが、愛犬や愛猫を介した被害だ。草むらを散歩したペットの被毛に付着したマダニが室内に持ち込まれ、室内で飼い主へと移動して吸血する事故が増加している。しかし、本当の恐怖はそれだけにとどまらない。
マダニに噛まれてSFTSを発症した犬や猫の体液・唾液から、飼い主へ直接ウイルスが飛沫・接触感染する事例が相次いで報告されているのだ。動物病院での定期的なマダニ駆除薬(スポットタイプや口投薬)の投与は、ペットの命だけでなく、家族全員の健康を守るための第一線防衛策と言える。