平成に入ると、いわゆる「ミッチー・サッチー騒動」をはじめ、ワイドショーの格好の標的となった。テレビカメラの前でカメラマンを睨みつけ、容赦ない言葉を浴びせる姿は、世間から「悪妻」「毒舌」と激しいバッシングを受けた。
しかし、彼女と深く接した関係者は口を揃えて「実に礼儀正しく、気配りの人だった」と証言する。画面上で演じていた強烈なヒール像は、メディアが求めた演出であり、同時に愛する家族を守るための防具でもあった。世間の批判を一身に浴びながらも、決して取り乱さず、堂々と正面から受け止める度胸は若き頃から培われた生来の真骨頂だった。