軸のブツブツ以外にも、「芯の中心が黒く変色している」「葉の先端やフチがチリチリに黒ずんでいる」といった症状に遭遇することがあります。これらも部位ごとに原因が異なります。
まず、白菜の芯が黒い理由の多くは、栽培時の「カルシウム欠乏」や「ホウ素欠乏」による芯腐れ(心腐れ症)と呼ばれる生理障害です。白菜が急激に成長する際、芯へのカルシウム供給が追いつかずに細胞が壊死して黒褐色に変色します。この部分自体に毒性はありませんが、食感が硬く苦味を感じることがあるため、黒ずんだ芯の部分だけを包丁で薄く削ぎ落として調理するのが賢明です。
一方、葉先の黒ずみは乾燥や経年劣化、または軽い腐敗が疑われます。白菜の葉先は非常に薄くデリケートなため、外気で乾燥したり冷蔵庫の冷気に直接当たって凍結(低温障害)したりすると、細胞が死んで黒ずんでしまいます。葉先が黒ずんでいるだけでぬめりや悪臭がなければ、その葉先を取り除けば内側の葉は美味しくいただけます。