舞台や映像作品における「殺陣師(たてし)」の役割は極めて重い。脚本の文脈を読み解き、登場人物の性格や感情の起伏に合わせた立ち回りを構築する必要があるからだ。
紅桜剣舞会は、自ら演じるだけでなく、他団体の舞台や映像制作における殺陣つけ(振付)も手掛けている。強靭な剣豪の豪快な立ち回り、繊細な女剣士の流麗な技法、大勢を相手にする大立回りなど、作品が求める世界観に応じた殺陣を提案。主役をいかに際立たせるか、斬られ役(斬り役)がいかに臨場感ある倒れ方を見せるかという細部へのこだわりが、作品全体のクオリティを引き上げている。