ネット上の掲示板やSNSでは、時に医療機関に対する一方的な先入観や誤認が拡散されることがあります。受診者が陥りやすい代表的な誤解を是正しておきましょう。
誤解1:「内科と小児科があるから、どんな専門疾患でも院内で完結する」
クリニックはあくまで一次診療(プライマリ・ケア)を担う機関です。胃カメラや大腸内視鏡検査、頭部CT・MRIなどの高度画像診断、あるいは小児の重度発達外来などは専門の設備や指定機関での対応となります。「何でも院内で即日精密検査できる」と誤認して受診すると、紹介状対応になった際に落胆することになりかねません。
誤解2:「ネット予約を取っていれば、指定時刻に1分も待たず呼ばれる」
クリニックの予約システムは「診察開始時刻を厳密に保証する予約」ではなく、「来院時の順番を整理し院内待機を短縮するための仕組み」であることが大半です。前の患者の容態急変や処置の難航によって、予定番号から15〜20分程度進行が遅れることは日常茶飯事です。予約したからといって直前ギリギリのスケジュールを組むのではなく、ある程度の時間的バッファを持って受診するのが現場の常識です。