天体観測者たちが「今年の一番手」と口をそろえるのが、8月中旬にピークを迎えるペルセウス座流星群だ。毎年安定した出現数を誇ることで知られるが、2026年の条件は一味違う。なんと、極大日(流星が最も多く現れる日)の前後がほぼ新月にあたるのだ。
「月明かりが一切ない漆黒の夜空は、流星観測において最大の武器です」と、天文雑誌の元編集者は語る。視界を遮る月がないため、普段は光に埋もれてしまう微小な流れ星までくっきりと肉眼で捉えることができる。条件が整えば、1時間に50個〜80個以上の流星が夜空を駆け抜ける大パノラマが期待できるだろう。真夏の夜風に吹かれながら草むらに寝転がる――そんな最高の夜が待っている。