アニメの枠を超えたファッションアイコンとしての側面も見逃せない。近年、パリや東京のハイブランドが打ち出すヴィジュアルポスターやカプセルコレクションにおいて、スタイリッシュな私服をまとったグラフィックが相次いで発表されている。
プラグスーツを脱ぎ捨て、オーバーサイズのテーラードジャケットやミニマルなストリートウェアに身を包んだ彼の姿は、従来の「キャラクターグッズ」の域を完全に脱している。無機質な都市の風景や静寂な建築美を背景にした一枚絵は、ハイファッション誌のグラビアと同等の完成度を誇り、アートコレクターたちの収集対象としても高い価値を確立した。