ネット上の情報や園芸店のPOPには、一部誤解を招く記述が存在するため精査が必要です。
代表的な誤解が「多肉植物全般は安全」という言説です。エケベリアやハオルチアなどは安全性が高い一方、同じ多肉植物でもカランコエ(ベンケイソウ科)には強心配糖体が含まれており、重篤な心毒性を引き起こします。また、アロエの外皮に含まれるバーバロインは猫に激しい下痢や腎炎を誘発するため危険です。
もう一つの盲点は、フェイクグリーン(人工観葉植物)や土壌自体のリスクです。「本物の植物が危ないなら造花やフェイクグリーンにすれば安心」と考えがちですが、猫がプラスチックやポリエステル製の葉、茎に仕込まれた細い針金を噛み千切って飲み込む「異物誤飲による腸閉塞」が多発しています。さらに、観葉植物の土に湧くカビや、化学肥料・殺虫剤を含んだ受け皿の溜まり水を猫が口にすることによる中毒リスクも見落とせません。