現在、首都圏における六代目山口組の立ち振る舞いは、派手な武力抗争ではなく、高度な「トップ外交」によって特徴づけられています。その実態を象徴する出来事が、実話誌や大手報道機関によって相次いで報じられました。
春先の3月中旬、東京都有数の繁華街である港区六本木の稲川会本部周辺が突如として厳戒態勢に包まれました。六代目山口組の有力幹部である野内正博幹部(野内組組長)が、関東の有力組織新会長とともに稲川会本部を公式訪問したのです。白昼堂々の往来は、両組織の盤石な同盟関係を裏社会に誇示する決定的なデモンストレーションとなりました。
さらに6月中旬には、台東区浅草の閑静な住宅街に、六代目山口組ナンバー2である高山清司若頭をはじめとする最高幹部陣が登場。稲川会最高幹部らを伴い、関東の老舗ヤクザ組織を訪問する姿が確認されています。このように、山口組 住吉会 稲川会 関係において、特に稲川会との緊密なパイプを活用し、伝統ある関東組織との軋轢を回避しながら首都圏での地歩を固める戦略が極めて周到に実行されているのです。