放映直後からSNSや匿名掲示板、ファンコミュニティで沸き起こったのが、仮面ライダージョーカー かっこいい 評判の嵐でした。装飾過多になりがちだった平成2期の潮流に逆行するかのような、全身マットブラックのボディに紫のライン、そして複眼の真紅という洗練されたビジュアルは、昭和第1作『仮面ライダー』や『仮面ライダーBLACK』を想起させる究極の機能美を放っています。
特筆すべきは、仮面ライダージョーカー 必殺技 ライダーキックとライダーパンチの演出です。近年のライダーバトルにありがちなCGエフェクトの乱舞を抑え、ロストドライバーのマキシマムスロットにメモリを装填した瞬間の「ジョーカー!マキシマムドライブ!」の重厚な音声から、拳に紫の紫電を纏わせて地を蹴るストレートな打撃アクション。昭和特撮の様式美を踏襲したタメの効いたカメラワークが、視聴者の琴線を強烈に刺激しました。
そして、このキャラクターを語る上で欠かせないのが、仮面ライダージョーカー 桐山漣 ネットの反応に象徴される、俳優自身の並々ならぬ作品愛です。幼少期から仮面ライダーになることが夢だったと公言する桐山氏は、オーディション合格時に涙を流したエピソードで知られています。当時の雑誌インタビューやメイキング映像において桐山氏は、「翔太郎が一人で変身するジョーカーは、孤独と痛みを背負った本物の男の姿。だからこそアクション一つひとつに泥臭い意地を込めた」と語っています。
ネット上では現在も「桐山漣の演技がジョーカーに魂を吹き込んだ」「ハーフボイルドを自称する男が、最もハードボイルドに到達した瞬間」と絶賛の声が絶えません。スーツアクター・高岩成二氏の重厚な所作と桐山氏の熱演が奇跡的な相乗効果を生み出しました。