誰もが息をのむ死闘の最中、まさか本格的な「漫才」が見られると誰が予想しただろうか。高羽史彦の術式「超演」は、自らが「ウケる」と確信したイメージを現実に変えるという、原理的には規格外のチート能力だ。しかし、対峙する羂索もただ者ではなかった。千年の智謀を誇る黒幕でありながら、まさかの「お笑いへの深い造詣」を開花させ、高羽の土俵に正面から乗っかっていく。
第242話では、ナース服姿のコントからファンタジーもののパロディ、クイズ番組まで、めまぐるしく世界観が書き換えられていく。羂索は高羽のギャグに応酬するだけでなく、芸人としてのプライドや「笑いとは何か」という哲学的な問いにまで踏み込んだ。互いの波長が極限まで合致した瞬間、二人は相方としてのコンビネーションすら発揮し始める。悲壮感漂う戦場を一瞬で笑いの渦に変えた異次元のバトルは、高羽という男の芸人魂を昇華させつつ、劇的なクライマックスを迎えた。