日本語の住所は「国 → 都道府県 → 市区町村 → 町名 → 番地 → 建物名・部屋番号」というように、大きな枠組みから徐々に特定の地点へ絞り込む構造になっています。これに対し、英語の住所表記は「最も個別具体的な場所(部屋番号・番地)から広域な地域(国名)」へと順番が完全に反転します。
この表記順の違いは、欧米言語における「結論や個別要素を先に述べる」という論理構造に起因しています。まずは基本となる並び順の対比を確認してください。
【日本語の並び順】
〒100-0001 東京都 千代田区 千代田 1番1号 皇居ビル 101号室 日本
【英語表記の並び順】
英語表記では、各要素の間を半角カンマ(,)と半角スペースで区切るのが標準的なルールです。カンマは日本語における「改行」や「助詞」のような役割を果たしており、情報の境目を明確にするために不可欠な記号となります。
また、都道府県英語表記については、「Tokyo」「Osaka」「Hokkaido」のように「-to」「-fu」「-ken」を省略して記載しても国際郵便・配送の実務上まったく問題ありません。行政区分を明記したい場合は「Tokyo-to」や「Kanagawa-ken」とハイフンで繋ぐ形式が用いられます。