ダウニーを語る上で欠かせないのが、親会社であるプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の歩みだ。1837年、オハイオ州シンシナティでろうそく職人のウィリアム・プロクターと石鹸職人のジェームス・ギャンブルが立ち上げた小さな共同事業は、やがて世界のトイレタリー産業を牽引する巨大企業へと成長した。
1960年代にアメリカで誕生したダウニーは、硬い水質と強力な乾燥機によってゴワつきがちだった衣類を劇的に柔らかくし、米国の家事風景を一変させた。彼らが創業期から守り続ける「消費者の暮らしをより良くする」という理念は、1世紀以上の時を経た今も、一滴の柔軟仕上げ剤の中に息づいている。