日本代表(SAMURAI BLUE)における堂安律の役割は、2026年カタールW杯を境に劇的な変化を遂げました。かつてはジョーカーとしての投入がメインでしたが、第二次森保ジャパン以降は、3-4-2-1の右ウイングバック、あるいは4-2-3-1の右ウイングとして、戦術の起点となる先発フル稼働が定着しています。
日本代表の公式戦スタッツを詳細に分析すると、特筆すべきは「強豪国・劣勢時におけるゴール関与率の高さ」です。アジア予選の格下相手にゴールを量産するだけでなく、W杯本大会や欧州遠征での強豪相手(ドイツ、スペイン、トルコなど)との対戦時に、チームが最もゴールを欲する時間帯でネットを揺らしています。
代表チーム内のポジション争いにおいて、久保建英や伊東純也といった強烈なライバルが存在する中、堂安が重用される理由は明確です。球際の競り合い(デュエル勝率54.8%)で引けを取らず、自陣深くまで戻って相手の左サイドアタッカーを封殺できるフィジカルと守備意識を備えているからに他なりません。「俺が決める」という強烈なエゴを内に秘めながら、ピッチ上では最も組織のために汗を流すフォア・ザ・チームの精神が、指揮官からの絶大な信頼に直結しています。