彼らの名を全国区に押し上げた最大のヒット曲が「1/3の純情な感情」だ。大人気アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のエンド・テーマとして起用されたこの楽曲は、累計ミリオンセラーに迫る大ヒットを記録し、バンドの知名度を瞬く間に引き上げた。
しかし、この大ヒットはバンド内部に複雑な影を落とすことにもなった。本来の持ち味である重厚なハードロックや複雑な曲構成を好むメンバーと、キャッチーなヒット曲を求める世間やメディアの要求との間に生じたギャップだ。お茶の間の誰もが知る存在となった一方で、「ポップなヒットバンド」として括られることへの抗いが、ライブや音楽番組での研ぎ澄まされた鋭い佇まいへと繋がっていった。