検索エンジンやSNSで本作を調べると、サジェストに「再放送できない理由」という不穏なフレーズが浮上します。こうした噂の背景には、主に3つの要因が絡み合っています。
第1に、主題歌であるSMAPの「さかさまの空」をめぐる音楽原盤権の問題です。国民的グループの解散に伴い、楽曲利用許諾の手続きが煩雑化したのではないかと推測されがちですが、NHKのドラマアーカイブにおける楽曲使用は日本音楽著作権協会(JASRAC)およびレコード会社との包括的・個別契約に基づき適切に処理されており、これが放送を阻む決定的要因とはなっていません。
第2に、長男・竹夫役を演じた小出恵介さんの過去の活動休止が挙げられます。一時的な不祥事によって過去作品の取り扱いが慎重になった時期は存在したものの、小出さんはすでに俳優活動を本格再開しており、法的な権利上の封印措置が継続している事実はありません。
第3に、ヒロインを演じた堀北真希さんの芸能界引退です。しかし、これも肖像権の利用許諾が降りないといった話ではなく、過去の出演契約に則って配信やアーカイブ利用は適法に行われています。つまり、「永久にお蔵入りになった」という言説はネット特有の憶測が増幅された都市伝説に過ぎず、単に朝ドラ過去作の膨大なストックの中で編成サイクルの順番待ちをしているというのが実態です。