トラップで成虫を捕獲することは一時的な解決に過ぎない。発生源を放置したままでは、1匹の牝が数百個の卵を産み付け、わずか数日で二次感染のごとく大量発生を引き起こす危険性がある。
根本的な撃退を目指すなら、潜伏場所の特定が不可欠だ。真っ先に疑うべきは三角コーナーやシンクの排水口奥に付着した有機物のヌメリである。さらに見落としがちなのが、常温で保存している玉ねぎやジャガイモなどの根菜類の腐敗、および冷蔵庫の背面や下部に溜まったホコリと湿気だ。鉢植えの観葉植物に使用されている腐葉土や受け皿の溜まり水も絶好の繁殖床となる。これらの場所を丹念に点検し、湿り気と有機物を取り除く作業こそが、大量発生の連鎖を断ち切る鍵だ。