小嶋陽菜のビジュアル史において最大の転換点となったのが、2015年3月に宝島社から刊行された写真集『どうする?』です。ロサンゼルスとマリブで敢行されたロケでは、手ブラやランジェリー姿、さらにはノーパンを想起させるヒップ露出など、当時の現役トップアイドルとしては前代未聞の大胆なカットが連続し、初週売上約6.1万部(オリコン週間ランキング1位)を記録する社会現象となりました。
この写真集の発売直後からネット掲示板やSNSを中心に「一部のカットで乳首が写り込んでいるのではないか」という疑惑が急速に浮上しました。しかし、出版関係者やグラビア制作の現場証言によれば、講談社や宝島社などの大手出版社におけるメジャー写真集では、専任のレタッチャーと編集部による最低3重の拡大検版プロセスが厳格に義務付けられています。
当時撮影を担当した有名フォトグラファーのライティング手法は、夕暮れ時の自然光(ゴールデンアワー)と強烈な逆光を組み合わせるスタイルでした。物議を醸したカットを検証すると、乳頭部と噂された箇所は乳房側面の陰影(シャドウの落ち込み)および水着の裏地ステッチの透けであり、実際の露出事故ではないことが確認されています。現場では医療用シリコンパッドや肌色テープによる完全な保護が行われており、過激に見える演出は極めて精密に計算されたクリエイティブの産物でした。