事件の発端は、2010年11月24日の深夜から翌25日未明にかけての出来事にさかのぼる。当時は市川海老蔵(十一代目)として活発に活動していた彼が、知人らと共に東京都港区西麻布にある雑居ビル内の会員制バーを訪れたことからすべてが始まった。舞台公演を終えた直後の解放感もあり、酒席は長時間に及んでいたとされる。
深夜3時を過ぎた頃、店内で同席していた別グループとの間で突如として摩擦が生じる。酔いに任せた海老蔵側が他人に灰皿で酒を飲ませようとした、あるいは頭髪を引っ張るなどの酒癖の悪さを見せたという情報が浮上する一方、相手側からの挑発的な態度が引き金になったという言い分も存在した。両者の主張は平行線をたどったが、最終的に海老蔵は顔面骨折や左頭部打撲など全治約6週間の重傷を負い、血まみれの状態で自宅へと帰宅。妻からの110番通報によって、不祥事は一気に表沙汰となった。