Q1:お腹が激しく痛むのに便が出ないとき、市販の便秘薬を急いで飲んでも良いですか?
A1:激痛を伴っている状態での自己判断による下剤服用は避けてください。特にコーラックなどに代表される「刺激性下剤」は、詰まった腸管を無理やり収縮させるため、痛みを急激に悪化させたり腸閉塞を引き起こしたりするリスクがあります。薬を使用する場合は、便に水分を含ませて自然に柔らかくする「酸化マグネシウム」などの非刺激性(浸透圧性)下剤を選ぶか、まずは医療機関で腸の状態を確認してもらうことが安全です。
Q2:トイレで便が出口に挟まって動かず、激痛で動けないときはどうすればいいですか?
A2:無理に強くいきみ続けるのを直ちにやめてください。肛門括約筋や直腸粘膜が裂けて大出血を起こす危険があります。まずは足を台に乗せた前傾姿勢をとり、深呼吸をして肛門の力を抜きます。それでも排出できず冷や汗や激痛が続く場合は、恥ずかしがらずに消化器内科や肛門科を受診してください。医療現場ではグリセリン浣腸や専門医による摘便によって安全かつ速やかに便を取り除く処置が日常的に行われています。
Q3:夜間に腹痛と便秘で苦しいのですが、救急車を呼ぶか朝まで待つかの見極め方は?
A3:判断の決定打は「全身症状の有無」と「ガスの出方」です。激痛に加えて「冷や汗が止まらない」「吐き気や嘔吐がある」「おならも全く出ない」「お腹が硬く張って触ると激痛が走る」といった症状があれば、腸閉塞や虚血性腸炎の疑いがあるため朝を待たずに救急要請(119番)を行ってください。痛みが断続的でガスが出ており、会話や歩行が可能な程度であれば、夜間救急相談窓口(#7119)に連絡して受診可能な医療機関の指示を仰ぐのが適切です。