海友丸での船上生活は、陸上での学校生活とは一線を画す厳格な規律のもとで進められます。4直制や3直制による24時間体制の当直業務(ワッチ)、荒天時の激しい船酔い、外洋でのマグロ延縄作業など、心身ともに極限の体験を伴います。
洋上での実習初期には、激しい動揺による船酔いで食事が喉を通らない生徒も珍しくありません。しかし、現場教官の指導と同期生同士の助け合いを通じて、航海中期を迎える頃には逞しく当直をこなし、自らの手で巨大なマグロを釣り上げる達成感を味わいます。
SNSや学校関係者の活動報告では、「出航前のあどけなさが消え、帰港式で見違えるほど引き締まった表情に驚いた」「他県の生徒と寝食を共にすることで一生の仲間ができた」といった保護者や教職員からの実直な声が多く寄せられています。閉鎖空間での集団生活を通じて得られる規律性と協調性は、海運・水産業界への就職時にも極めて高い評価を受ける要因となっています。