智氏のドラマチックな半生は、これまで幾度となくテレビのドキュメンタリー番組に取り上げられてきた。TBS系の『バース・デイ』や『消えた天才』といった番組では、輝かしい実績の裏に隠された苦悩や、戦力外通告を受けた後の壮絶なセカンドキャリアへの移行期が克明に描かれた。
番組内で垣間見えたのは、華やかなプロ野球選手という肩書を捨て、泥にまみれて生きる一人の人間としての泥臭い強さだった。カメラが捉えた夫婦のやり取りには、カメラの存在を忘れさせるほどの真実味が宿っており、多くの視聴者の涙を誘った。番組放映後には、彼の男気溢れる性格と、それを陰で支える妻の深い愛情に対して称賛の声が相次いだ。