フジテレビが節目となる開局50周年のメインを飾る作品として選んだのが、この不朽の名作だった。民放ドラマとしては規格外の制作予算が投入され、海外ロケを積極的に実施。凍てつくシベリアの苛酷な収容所シーンから、アメリカや中東での凄まじいビジネス交渉の現場まで、妥協の一切ない映像美が生み出された。
現場では制作陣の「本物を作る」という並々ならぬ執念が渦巻いていた。スタジオセットの細部に至るまで昭和30〜40年代の空気感が緻密に再現され、小道具の一つひとつにまで時代考証が行き届いていた。こうした裏側での徹底したこだわりが、画面越しに圧倒的な臨場感となって伝わり、コアなファンを魅了し続けたのである。