どれほど料理に気を配っても、日々の基本的な生活習慣がおろそかになっては効果が半減してしまう。痛風専門医が口を揃えて強調するのが「十分な水分補給」の絶対的な重要性だ。体内で生成された尿酸は、主に尿とともに体外へと排出される。水分の摂取量が不足すると尿が濃縮され、尿酸が結晶化しやすくなってしまうのだ。
目安となるのは、1日あたり2リットル以上の水や麦茶の摂取である。緑茶やコーヒーも利尿作用があるが、基本は水やノンカフェインのお茶が望ましい。また、甘い清涼飲料水や果汁系ジュースに含まれる「果糖(フルクトース)」は、体内で尿酸の合成を促進させてしまうため注意が必要だ。
食事の面では、1日3食を規則正しく摂ることが基本となる。ドカ食いや極端な空腹状態は、代謝の乱れを引き起こして血中尿酸値を一気に跳ね上げる原因となるからだ。野菜や海藻類を毎食たっぷりと摂り、ゆっくりと噛んで食べる習慣をつけること。これだけで排泄機能が正常に働き、体内環境は大きく改善へと向かう。