エンターテインメントとして盛り上がる属性サーチだが、伝統的な神道の立場からはどのように捉えられているのだろうか。全国約8万の神社を括る神社本庁は、特定の属性や占いに拘泥することなく、まず「神様への感謝と敬意(敬神生活)」を第一とすることを提唱している。
神道の神々は寛容であり、属性の相性が悪いからといって参拝者に祟りを及ぼすようなことはない。属性診断はあくまで「その神社との出会いのきっかけ」に過ぎないのだ。
神社本庁が重んじるのは、境内に入るときの鳥居での一礼、手水舎での清め、二礼二拍手一礼といった作法だ。パワースポットとしての恩恵を真に受けるためには、相性という主観的なデジタルデータに頼るだけでなく、目の前の神前に真摯に向き合う謙虚な態度こそが欠かせない。