菓子業界のPOSデータや商品分析レポートにおいて、ロッテの洋酒チョコレートシリーズは冬季の同ジャンル売上シェアで圧倒的なNo.1を維持し続けています。しかし、その歩みは平坦なものだけではありませんでした。
かつてラミーは「大袋2本入り」のブロック形状でしたが、近年のリニューアルによって「1本ずつ食べやすい個包装の3本入り」へと刷新されました。この変更当初、SNSやコミュニティサイトでは「昔の分厚いバーを豪快にかじる感覚が好きだった」「実質的な容量変更ではないか」といった往年のファンの戸惑いの声が散見されました。
しかし、品質管理や商品設計の観点から検証すると、このリニューアルには確固たる理由がありました。大袋タイプでは開封後に洋酒のアルコール分や水分が揮発しやすく、日を置くと生チョコの口どけが損なわれるリスクがありました。3本個包装化されたことで、「いつでも開けたてのフレッシュなラムの香りとしっとり感を保てる」ようになり、結果として現代のライト層や一人暮らし層の支持を決定づける要因となったのです。
消費者調査でも、「1本で十分な満足感があり、デスクワーク後のご褒美にちょうどいい」「以前より指を汚さず上品に食べられる」といったポジティブな評価が全体の8割以上を占めるようになり、ロングセラーとしての完成度をさらに高めています。