コンプライアンスや労働環境に対する世間の目が厳しくなったことも見逃せない。過密なライブ日程、24時間監視されるかのようなSNSでの視線、そしてネット上の誹謗中傷。アイドルのメンタルヘルス問題は、今や見過ごせない課題として表面化している。
かつてのように「体調不良を押してステージに立つ」ことが美化される時代は去った。心身の限界を迎える前に活動を終了させる、あるいは契約更新時に条件が合わなければ執着せずに解散を選ぶ。一見すると突然の「電撃解散」に見えるニュースも、裏を返せばメンバーの権利や健康を守るための、合理的で健全なリスク管理の結果である場合が増えている。