メディアでの活躍と並行して、彼の私生活もまた、常に世間の注目を集めていた。複数回の結婚と離婚、そして後に国会議員となる片山さつき氏との結婚生活など、その華やかな女性遍歴は週刊誌の格好のネタとなった。私生活における奔放さは、彼の「自信家」で「妥協を許さない」性格の裏返しでもあったのだろう。
当時のワイドショーは、彼の知的な仕事ぶりと、スキャンダラスな私生活のギャップを面白おかしく報じた。しかし、それすらも彼のキャラクターをより立体的にし、大衆的な人気を押し上げる要因になっていたのだから皮肉なものである。完璧なエリートでありながら、どこか人間臭い弱さや毒を持っている。それが、昭和・平成のスター知識人の条件でもあった。