大江太鼓台が拠点を置く大江地区は、新居浜港の発展とともに栄えてきた歴史ある港町・漁師町です。海とともに生きてきた土地柄ゆえに、住民の気性は勇猛果敢であり、互いの結束を何よりも重んじる風土が育まれてきました。この地域性が、太鼓台の運行スタイルにも色濃く反映されています。
新居浜の太鼓台は、江戸時代後期から明治初期にかけて、豊漁や豊作を祈願する神事として発展しました。当初は比較的小型だった太鼓台も、別子銅山の繁栄に伴う経済成長とともに大型化と豪華化が進み、現在の絢爛豪華な姿へと進化を遂げました。
明治・大正・昭和の激動期を経て、大江太鼓台は常に川西地区の中心的な存在として祭りを牽引してきました。時代が変わっても「大江の太鼓を最も美しく、最も力強く動かす」という誇りは一切揺らぐことなく、親から子、子から孫へと脈々と受け継がれています。